☆アパート営業物語 NO.2

こんにちは シモンズです!

リース建築業者ってわかりますか。
有名なところでは、大東建託さんや東建コーポレーションさんですね。

地主さんを尋ねては固定資産税対策として、アパートやマンションを立てましょうと営業活動をするわけですが、まだまだ田舎でしたから玄関先まで難なく到達。

チャイムやインターホンはあるものの玄関の引き戸は鍵もかけてないお宅が殆んどで、ガラガラとあけて「こんにちは~」こんな感じでアプローチ。昼間はご主人がいないので奥さん相手に人間関係作りに精せいを出し、雑談ばかりで仕事(土地活用や税金)の話しは後回し。

いわゆる外堀を埋めると言う奴ですね。

とは言っても最初から話しをしてもらえる訳ではありません。何度も何度も断られ追い出され、名詞を一枚玄関先の下駄箱の上においてくるだけの日々が続きます。何とかきっかけを見つけては少しずつ言葉を交わす。そんな繰り返しですが、こちらの人柄や誠実さを前面に押し出してアピール。

「あんたも大変だね。今度お父さんに話しておくは。」この言葉が聞けたらしめたもの。こちらも「奥さん」から「お母さん」に呼称がかわる。

「お父さんによろしく。お母さんも苦労しますね~」と、こんな調子で毎日のように声をかけコミュニケーションを図る。次は本丸のご主人にアプローチ。「お母さんから聞いていますが、おとうさんもご苦労されてますね~」とこんな調子で人間関係を深めていく訳ですね。

住まいの話しが出てくるまでしばらくお付き合いください。では次回をお楽しみに。

☆アパート営業物語 NO.1

はじめまして シモンズです!

ふり返るとずいぶん長い間住宅関係(建築・不動産)に携わってきました。住まいに関わっていろいろと体験したこと、思うところをこれから発信していきたいと思います。

最初は地主さんにアパートやマンションの賃貸経営をお勧めする仕事をはじめました。

もう30年以上も前の話ですが、私が住む町では都心から30分~1時間ほど車で走った郊外で盛んに土地区画整理事業が進んでいました。

そう、バブルがはじける少し前ですね!

当時勤めた会社では、郊外に出るとまだのどかな畑や田んぼが広がる、いわゆる田舎をテリトリーとして与えられ、農家の地主さんを訪問して土地活用を訴えアパートやマンション、場所によっては倉庫などの賃貸経営を行う建物を建ててもらう仕事です。

このころ都市近郊では農家と言っても殆んどが兼業農家で、田んぼでのコメ作りは農協さんに任せ、主権者のご主人たちは皆さんサラリーマンをしておられました。

世はまさにバブル時代に突入し、畑や田んぼをつぶして土地区画整理事業で宅地化が進み、にわか大地主さんが誕生したわけです。

この時代、まだまだ宅地並み課税とまでは行きませんでしたが、にわか大地主となったためサラリーマンでは固定資産税が大きな負担となって来ました。

まさにこの時代の救世主?として、私が勤めた会社のようなリース建築業者が雨後の竹の子のこのように出来、シノギを削っていました。

長くなってしまいました。続きは次回をお楽しみに。