こんにちは シモンズです!
訪問先のお祖父さんとも話しができるようになってきました。自分は隠居して畑の世話をしています。
土地区画整理で宅地化された区画を何筆(土地の単位)も所有する「にわか地主」になったのですが、「自分は百姓(今は差別用語のようです)しか出来ないのでやめれんわ~」と言い、せっせと野菜を作っておられます。
もともと小作農家に生まれ親の背中を見て育った世代。当時の田舎では農業を継ぐしかなく、親と共に小作人として農業に従事していました。
しかし、戦後時代が変わり農地改革(開放)によって小作人だった農家が安く農地(田んぼや畑)を取得することとなり、自分たちの土地で農業を営むことになったのです。
さらに時代は進み世は正に高度経済成長時代を迎え、各地の都市では街に勤めを求めた人たちで人口が増えてきました。
また企業は従業員を確保しやすい都市近郊に工場を設け生産活動を活発化させていくことになるのですが、都市計画によって市街化区域や市街化調整区域が設けられ無秩序な開発を抑制したのです。
都市近郊で農業を営んでいた農家の畑や田んぼにも、この市街化区域の指定がされると健全な街づくりや優良な宅地の供給を目的として、各地で土地区画整理事業が立ち上げられました。ここで農家から「にわか地主」が誕生したのです。
少々かたい話しになりましたね。まだまだ住まいに関する話が出てきませんが、しばらくお付き合いください。
それでは次回をお楽しみに。