☆アパート営業物語 NO.3

こんにちは シモンズです!

主権者のご主人へのアプローチはもっと大変。
奥さんとの人間関係は出来てきましたが、ご主人にはいきなり「お父さん」とはいきません。

そこは礼儀として、「〇〇さん」や「ご主人」となります。

奥さんから「〇〇建設の人が来て、土地活用や税金のことで話がしたいって言ってたよ~」くらいは聞いているので、やっと話が出来る機会があっても「〇〇建設さんか!」くらいは言ってくれますが、「ウチは土地がないから何も話すことはないわ!」と、軽くあしらわれて取り合ってもらえません。

ここは我慢のしどころ。奥さん同様に何度も何度もことわりの応酬が続きます。それでもめげずに顔を出していると、ある日庭で何かをやっているところに遭遇。

「ご主人!日曜大工やられるんですね~」と声をかける。「ああ、唯一の趣味だからな~」と返ってきたらしめたもの。すかさず「ワンちゃんの家ですか!」「いまのヤツが古くて狭くなったからな~、新しいのを作ってやるんだ!」「僕も手先は器用なほうで、たまに家の棚をつったりするんですよ~」「棚をつるぐらいは簡単だろ~、勝手口の横に増築して物置もこさえたわ!」こんな調子で話しをつないでいく。いつしか庭先で趣味の話しに花が咲く。

気分がよくなったところで、「お父さんが器用だとお母さんもたすかりますねえ~」とさり気なく呼称をチェンジ。次回の訪問からは「お父さんお元気ですか~」と声をかけ、仕入れたネタで趣味(日曜大工)のはなしを盛り上げる。「お父さんと話していると仕事のことを忘れて生き抜きできますわ~」と締めくくる。

次回はいよいよ営業(固定資産税)の話しに入ります。お楽しみに。

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