☆アパート営業物語 NO.10

こんにちは シモンズです!

区画整理が進んでくると、整理組合では保留地(事業費用を捻出するため売却する土地)を分譲します。戸建て業者やマンション業者が事業用地を仕入れるため整理組合や個人の地主さんを訪問します。

しかし個人の地主さんたちはなかなか土地を手放そうとはしません。

これを商機ととらえ「リース建築業」という新しい業態が生まれてきました。「土地を売らずに有効活用」を歌い文句に、アパートや賃貸マンション、貸倉庫や貸事務所を建ててテナントに貸すという賃貸事業をおすすめする業者です。

賃貸用の建物を建て、テナントの斡旋も行う不動産業を併設しており、業者に任せれば「地主さん」から「大家さん」に早変わり。
沢山のリース建築(呼び方はいろいろある)業者ができ、各社がシノギを削ることとなりました。

このうちの一つの会社に営業マンとして入社したことが、私が長年住宅関連の仕事に従事するきっかけとなりました。

「お父さん」とは趣味の話で打ち解けてきましたし、「お祖父さん」とは苦労した昔話で気心が知れてくると、そろそろ仕事の話を切り出すタイミングです。

地域の有力者(大地主)さんは整理組合の理事長さんや理事となっており、各業者は特に力を入れて営業活動をします。

こうした有力者さんを落とす(お客さんにする)ことは後の営業が楽になります。理事長さんがあんたの所でやった(アパートを建てた)のならあんたの会社は信用できるとなるわけです。

次回はいよいよ土地活用の話を切り出します。それでは次回をお楽しみに。

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